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一生懸命岩登攀
I climb the rock hard
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美しき流れ 二子山 2021年4月3日(土)
2015年に散々苦労して「唐獅子牡丹」をRPしたとき、「これが二子で登れる最高グレードだよなー」と思いました。
が、欲深いもので、グレード至上主義の僕は、すぐに「美しき流れ」に飛びつきました。

しかし、全く歯が立たなくて尻尾を巻いて逃げ出しました。
その後、「即身仏」「龍勢」で修業して、2020年のシーズンから挑戦を再開。

再開当初は、久しぶりに登る「唐獅子牡丹」の核心がなかなか止まらず、
普通に唐獅子をトライしている人でした(笑)。

「唐獅子」が何となくこなれてきて、「流れ」の核心の練習を始めたところ、
話には聞いていたけど、確かに、核心で使うチ○コに付いていた真珠が無くなっていました。

「美しき流れ」は「唐獅子牡丹」から「真珠入り」の上部核心部を繋げたルートですが、
そこに繋げ物の不自然さは無く、それ自体が独立した素晴らしいルートです。
(各所に補強・造形の痕跡があるので、賛否はあるでしょうが…)

「美しき流れ」の核心は「真珠入り」の核心でもあるのですが、
その核心ホールドが、元々は「チ○コに真珠が2粒ついた形状」のものでした。
イメージとしては、こんな感じだった気がします。(下図参照)
shinju.jpg

(実際の真珠はチ○コに対してもっと小さい)

このチ○コのと真珠の粒を合わせてカチることで、左手をしっかりとホールドすることが出来たから、
所謂、ライダーキックで足を振り上げることが出来たのでした。

しかし、現在は「真珠入り」の所以たる真珠は取れてしまいました。
ただの「チ○コ」です。
持ちにくくなっただけの「チ○コ」です。

それでも、残されたホールドで何とか登ろうと試行錯誤。
チ○コの持ち方をあれこれ工夫し、そこだけやれば3回に3回は成功(4回に1回は失敗)するくらいの精度までになりました。

でもこれが、唐獅子から繋げてくると、どうしても真珠の核心が繋がりません。
ヨレてしまって左手でチ○コが保持しきれず、
ライダーキック不発だったり、
たまにライダーキックが成功しても、次の右手が出なかったり。
テンションすると出来るけど、繋げると出来ない。
このムーブで完登を狙うには、もっともっとフィジカルが必要だと感じるようになりました。

そして、自分なりにコソコソとトレーニング(主に保持系の持久と体幹)してみたり、
ダイエット(軽めの食事制限、アルコールは制限対象外)をしてみたり。

ムーブにこだわって頑張ってきたものの、これ以上はいろいろな意味で時間の制約があるので、
完登のためにこれまでのこだわりは封印。
もう一つのムーブを採用することにしました。

ムーブの詳細は省きますが、このムーブだとチ○コはほとんど使いません。
「真珠入り」の所以であり、それが「美しき流れ」の最大の核心であったものを、
使わないで登るというのは、個人的には妥協としか言えませんが、

そもそもの真珠が喪失してしまっていること、
以前はあった言われるフットワークが欠損していること、
等々、自分に都合のよい感じで折り合いを付けることにしました。

今年、二子シーズン後半から、妥協ムーブを採用し、
それでもたまに諦めきれないオリジナルのムーブをやってみたりして、結局は無駄な便数を重ねたり。

そして本日、「唐獅子牡丹」から繋げて、初めて核心ムーブ成功。
そのままの勢いでRPすることが出来ました。
(妥協ムーブだけどね)

トライしていない期間も含めて、足掛け6年かかりました。
長いトライの間には、いろいろ思うところ、心境の変化、身体の衰え、等々。
そんなこんなも全てひっくるめて、もう最高の気分です!

まぁこの先、僕にはもうこれ以上のルートは登れないと思うので、
余生はエンジョイクライミングを満喫したいと思います!
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グレードについて。
100岩場では「美しき流れ」は5.13c?5.14a?、という曖昧な表記になっています。
実際のところ、登った人たちの意見も5.14aが妥当と言われています。

しかし僕の意見としては、
「任侠道」5.12d、「唐獅子牡丹」5.13bを不動の基準にした場合、
「即身仏」5.13cよりはムーブも難しいし、それ以上に持久力は必要だし、
かといって「真珠入り」5.13aと「唐獅子牡丹」5.13bの繋げ物である以上、
「唐獅子牡丹」5.13bより3グレードも難しくなることは無いと思うのです。
だから僕としては、ロマンを込めて5.13dが妥当なグレードだと思いたいです。
唐獅子牡丹 before after 2021年2月23日(火)
二子山に通い始めて、もう10年が過ぎています。
常連の顔ぶれもだいぶ変わっていて、いつの間にか僕も古株と見られているようです。

新たな常連さんたちは、当時の僕が苦労して登ったルートを、サクサクと登っていて、
「みんな強いなー」と感心したり嫉妬したりしています。


ところで、
2020年の秋ごろに、二子山で看板ルートの「唐獅子牡丹」の核心ホールドに変化があったという話を聞きました。
僕も12月になって実際に確認したところ、
以前から、核心ホールドのシカで埋められていた部分が剝がれていて、深さ3ミリくらいの穴が現れていました。

実際に登ってみたところ、最初は特に違和感を感じなかったのですが、
何度かリピートしてみると、明らかに持ちやすくなっていると感じられました。

僕の体感としては、
元々、唐獅子牡丹は「 5.13bってあるけど、実際には5.13cはあるよね」と言われてましたが、
実際、今回の変化で、適正な「5.13b」になったのかな、と思います。
(なお、一部の特殊なムーブで登っている人には、全く変化を感じられないと思いますが)


シカで埋められた経緯や、それが無くなってしまった経緯等々は、以下のリンクを参照していただければ。
http://tkd0831.blog.fc2.com/blog-entry-307.html


グレード云々については、あくまでも個人的な意見ですが、
明らかに、before after の差があると思います。

現状、
唐獅子牡丹:5.13b
美しき流れ:5.13c~d(まだ登れてないけど)
が、適正なグレードになるのかな。
レ・マン・サル カサメリ沢 2020年10月3日(土)
今年の小川山・瑞牆のシーズンはコロナ禍やら天候不順やらで、なかなか気持ちの良いクライミングが出来ない日々が続きました。
そんな中でも、ぼちぼち外に登りに行けてます。

もう行くこともないと思っていたカサメリ沢ですが、パートナーに恵まれて、宿題ルートを回収することが出来ました。

レ・マン・サル
初トライは3年前。
以来、チョイチョイ触ってましたが、壁のコンディションが良くないことが多く、核心のムーブを決めきれずにいました。
むしろ、自分にはこのルートを登ることは出来ないのではないかと、諦めの気持ちすらありました。

ずっと解決出来ずにいた左トラバースのムーブ。

先々週に壁の状態が良くなって、ようやく解決。
というか、壁の状態が良ければ、こんなことが出来るのかという感じでした。
要するに、左手の悪いカチと、右手の持ち感の悪いポケットを頑張って保持して、パツンパツンの足元を拾えるかどうかということ。
先週はRPする気満々でトライし、左トラバースをすんなり通過したものの、その後のムーブの詰めが甘くて敗退。

そして今日。
1便目、何ならマスターRPしちゃおうかなと思って登り出すも、全然核心じゃないところで足を滑らせて落ちた。
2便目、核心の左トラバースで慎重になり過ぎ、右手の持ち感の悪いポケットをモジモジしてたら、左手のカチがすっぽ抜けて落ちた。
3便目RP、核心の左トラバースは成功。その後の縦ラインのムーブで核心最後の水平ホールドに飛びつくところは、かなり緊張した。
でもそれ以上jに、ウィニングランであるはずの後半のスラブの方が緊張した。
そこだけ登れば5.11-くらいのスラブだけど、スラブが得意じゃない自分にとっては、
「いつでも落ちれる」くらい緊張感のあるクライミングでした。


3年越しの宿題を回収出来て嬉しかったのですが、実のところ心残りもあります。

今回、自分も他の人に倣って、1ピン目までは壁の左側にある土の傾斜を登りました。
が、グラウンドアップのスタイルでも登れるのではないかとも思ってました。
でも、実際にそれを試すには、かなりの量の苔の掃除が必要だと分かり、
そして実際に少し掃除しかけたけど、途中でその手間が面倒になり、諦めてしまいました。
またいつか、機会があればグラウンドアップで登りたいな。
でもたぶんもうやらないな(笑)。

Mr.K.
Thanks for the video.
龍勢 二子山 2019年4月7日(日)
二子山での新たな課題として、龍勢を2017年の秋にトライを始めたのですが、
龍勢パートのムーブが全然できず。
そもそも、その下部の私生活のリピートも出来なくて、これはどうしましょー。
って時に、奥多摩の御前岩が公開されたので、このシーズンは御前岩に入り浸り。

2018年の秋から今日まで、再び龍勢に取り組むため二子山部屋へ。

暫くは、以前に私生活をRPした時のムーブを思いだしつつ、龍勢のムーブを探るトライが続きました。

以下は、当初やっていた龍勢のムーブ。
龍勢の一手目のホールド、スローパーカチが持てなくて、なかなか次のホールドにつながりません。
二手目で右奥にある見えないアンダーを右手で取り、平らな小ガバへデッドで飛ばすのが遠い。
そして左手を隣のカチに寄せ、懐が狭く動きづらい態勢から浅い水平ホールドへ。
ここでこのまま耐えて龍勢1ピン目にクリップするか、
左にあるガバカチを取りに行ってからクリップするかが悩ましい。
結局、手数が増えるのを嫌って、ガバカチは使わないことに。
右足を平らな小ガバに乗せ、左足を流した態勢から左手で消しゴムホールドを押さえ、
バランスを取りながら、見えないスリットを右手で取りに行くところも遠い。
ここで2ピン目にクリップ。
左手で薄いピンチを取り、右手はカンテ.

滑りそうな右足、左足は壁にあてているだけの態勢から左手をサイコロホールドに移動させ、
輪入道の凹角にあるガバを倒れ込むように取る。
凹角では大レストが出来るけど、最後の輪入道のパートも二子山の5.11らしく全然易しくないので、
下からつなげて来たら余裕で落ちれる。
でも絶対ここでは落ちたくないので入念に練習を。

ようやく私生活が再RP出来て、いざ龍勢へ。
しかし私生活でヨレヨレの状態だと、平らな小ガバへのデッドムーブが全然決まらない。
デッドの時に踏んでる足場が、ただでさえ良くないのに、腕がヨレてるとしっかり踏み込めずスリップしまくり。
たまに成功しても、次の浅い水平ホールド取りで落ちまくる。
それでもそのうち出来るようになることを信じて何便も何便もやりまくり、
ついに浅い水平ホールドまでつながって、クリップも出来た。
けど、ここで力尽きて落ちた。

そして、残念だけどこのムーブでは下からつなげて完登することは出来ないと判断しました。
ここまでやって来てムーブ変更かー。

どうしたものかと情報収集。そして以下が改訂版ムーブ。
一手目のスローパーカチを取ったら、右足で私生活終了点ホールドの下付近にある僅かなギザギザを踏む。
体を左に返して立ち上がり、平らな小ガバの左にあるカチを目指す。
遠いけどしっかり立てればちゃんと届く。
次に左足に乗り込みクリップホールドのガバカチへ。
ここがまた遠いけど右手のカチを握り込んでガンバる。
ガバカチに届いたらクリップ。
右手を一つ上のカチに移したら、右足を平らな小ガバに乗せ、消しゴムホールドを中継し、
右手を見えないスリットの脇にあるカチに飛ばす。
ここも見えづらく遠いけどガンバって届かす。
足を踏み替えてから左手で消しゴムホールドを押さえてバランスを取ったら、
右手をスリットに移動。
そしてクリップ。
後は当初ムーブと同じ。

改訂版ムーブに変えてから暫くは、足元を気にし過ぎて二手目のカチへの距離感がなかなか掴めずに落ちまり。
更にあれこれとムーブを修正、特に足さばきを。
かつ、私生活のパートも省力化に努める。

4月6日(土)
2便目のトライで龍勢の2ピン目まで到達。
ここまで来られたらもう落ちないつもりでだったけど、
両手がヨレて保持力なし。
否、もっと冷静であったなら、足を使ってリカバリー出来たのではと思ったのも後の祭り。
凹角のガバにタッチして落ちた。

4月7日(日)連登。
諸々のタイミングを狙っての1便目でRP。
全て、これまで積み重ねたものがつながった結果だと思いました。
終了点への一手では、若干かかりが浅くて少しヤバかったけど、辛うじてリカバリー。

長かった。
いつになったら登れるのか、もしかして登れないのかもという絶望感もあったけど、
結局は何とかなりました。

龍勢。
人づてにリーチが無いとかなり難しいよと聞いていたけど、
確かに「遠い」ところが何か所もあったけど、なんとか自分に合ったムーブに辿り着いたおかげで登れました。
あきらめなくて良かった!

このルート、トライすれば直ぐに分かるけど、
けっこうナチュラルじゃありません。
グレードも5.13aの割には難しいと専らの噂だし。
でも、そんな事を踏まえても最高に面白いルートだと思いました。

後記。
たぶん、私生活のRP回数は二子クライマー最多だと思います(笑)。


Hさんがビデオを録ってくれました。ありがとうございます。
鳳凰 カサメリ沢 2018年10月21日(日)
鳳凰のトライを開始してして6日目。
今日、何とかRPすることができました。
鳳凰が登りたくて、かつパートナーに恵まれたおかげでトライを続けることができました。

トライを開始して3日目くらいで概ねムーブ確定したけど、
核心のムーブの精度が悪く、自分は進捗が停滞。

そして一緒にトライしていたパートナーが先にRPしてしまい、
それはそれで嬉しいことではあったけど、取り残されてしまった…。
でもパートナー様が暫く付き合ってくれるとの、有難い言葉に甘えさせていただきました。


本日、1便目
マスターであわよくばRPを狙う。
天気は快晴で今日は気温も低く岩の状態は最高。

しかし、オランジュ岩の取りつきは日陰で、かなり寒かったせいか足先が冷え切ってしまい、
登っている途中で、細かいホールドを踏めている感覚が無くなってしまい、
核心でないところで落ちてしまいました。


2便目
寒すぎるオランジュ岩からコセロックの陽だまりに移動して体を温める。
気温も少し上がってきたタイミングで2便目開始。
「あすか」のパートを終えたところで、全身の感覚がいい感じ。
指先から足先まで感覚が行き届いているのが感じられました。
核心では修正した足位置のおかげで安定てムーブをこなせました。

カサメリ沢の季節も終わり間際にRPすることができて本当に良かったです。
付き合ってくれた仲間に感謝です。

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